2026-10-21 · Clara Dawson
ACUの2027年Executive Dean’s奨学金:対象国籍と減額条件
日本は対象国籍に含まれません。ACUの2027年Executive Dean’s奨学金について、20%・15%・10%の区分、除外課程、選考と継続条件を整理します。's changed and how to apply under new rules.
Australian Catholic University(ACU)のExecutive Dean’s International Scholarshipは、2027年に対象課程へ入学する留学生向けの授業料減額制度です。減額率は課程によって20%、15%、10%に分かれます。ただし、すべての留学生が対象ではなく、最初に国籍条件を確認する必要があります。
この奨学金の対象国籍に日本は含まれていません。日本語で情報を読むことや日本で暮らしていることと、制度上の国籍要件は別です。また、別のACUの奨学金・補助制度にも同じ国籍条件があるとは限りません。
対象国籍と入学時期
対象として挙げられているのは、ブータン、中国、香港、インド、ケニア、マレーシア、ネパール、ナイジェリア、韓国、台湾です。この国籍要件に加え、対象課程で2027年に学び始めることが必要です。
オーストラリア国内のキャンパスが対象ですが、オンライン課程は除かれます。Study Abroadと交換留学の学生も対象外です。国籍が合致していても、課程や履修形態まで含めて条件を満たす必要があります。
別途奨学金申請を出す方式ではなく、入学審査の過程で自動的に対象かどうかが検討されます。選考は学業成績などの学術的評価に基づき、ACUのGlobal Engagement部門が受給者を決定します。自動審査は、全員への自動支給を意味しません。
希望課程の学力要件を満たす、審査可能な資格・学歴を修了していることも必要です。大学とオーストラリア政府の入学・ビザ・法令遵守の要件を満たし、該当する場合は制裁措置に関する審査にも従う必要があります。奨学金の審査が、政府によるビザ審査に代わるわけではありません。
20%・15%・10%の違い
ACUの汕頭ワークショップ資料は、次のように対象を分けています。
- 20%:Faculty of Education and Artsの対象となるArts分野のDiploma、Bachelor、授業履修型修士課程、およびFaculty of Law and BusinessのBachelorと授業履修型修士課程。1年間のHonours課程は除外されます。
- 15%:対象となるEducation・Teaching分野のDiploma、Bachelor、授業履修型修士課程、および除外課程を除いたHealth SciencesのBachelorと授業履修型修士課程。1年間のHonoursは除外されます。
- 10%:Bachelor of Nursing(1年間のHonoursを除く)とBachelor of Nursing (Enrolled Nurse)。
規定では、Human and Digital FuturesのBachelor of Computer ScienceとBachelor of Computer Science/Master of Data Scienceも20%の対象として明記されています。「IT系のコース」という大きなくくりだけでは、対象課程かどうかは判断できません。
授業履修型修士はmaster's by courseworkを指します。大学院課程だからという理由で、Graduate Certificateや研究学位まで含めることはできません。DiplomaやHonoursもオーストラリアの課程区分であり、日本の資格や学位との同等性をここで認定するものではありません。
看護と健康科学分野の除外に注意
上記の看護課程は独立した10%の区分です。Health Sciences全体の15%をそのまま当てはめるわけではありません。
15%の健康科学区分で除外されるのは、次の課程です。
- Bachelor of Occupational Therapy(作業療法)
- Bachelor of Physiotherapy(理学療法)
- Bachelor of Speech Pathology(言語聴覚分野)
- Master of Dietetic Practice(栄養・食事療法の実践)
- Master of Clinical Exercise Physiology(臨床運動生理学)
- 心理学分野の大学院課程すべて
最初の五つは、分野全体ではなく具体的な学位課程として指定されています。似た分野の別課程にまで、除外範囲を自動的に広げることはできません。同じ学部に所属していても、課程名や学位段階によって扱いが変わります。
学費を比較するときは、正式な課程名と学位段階を減額率とセットで記録すると、似た名前の別課程の条件を取り違えにくくなります。
減額の期間と継続条件
授業料は学期ごとに減額され、適用期間は留学生向け課程の登録制度CRICOSにおける当該課程の最短登録期間に対応します。住居費や交通費などを支払うための現金給付ではありません。
受給を継続するには、各学期に同じ課程への在籍を維持し、必要な学費を期限までに支払う必要があります。また、ACUの学生アンバサダーを務め、大学の広報活動に協力することへの同意が求められます。課程を変更しても同じ条件で奨学金が引き継がれると考えるべきではありません。
予算では授業料と生活費を分けてください。減額率が決まっても、在学期間全体の費用が固定額になるわけではありません。受給が確定するまでは、減額前の金額も把握しておくことが大切です。
他の奨学金との併給
Global Horizons、Flourishing Lives、Health Sciences Towards Brisbane 2032との併給はできません。これらの複数の奨学金の対象になった場合、ACUは金額の大きい方を提供します。
したがって、対象になり得る制度の減額率を足し合わせる計算はできません。それぞれの国籍、課程、キャンパス、入学時期の条件を付けたまま比較する必要があります。
出典:ACUの2026年汕頭Global Engagementワークショップ、およびExecutive Dean’s International Scholarshipの規定(2026年10月17日確認)。本稿は2027年入学向けの制度を扱い、個々の適用は対象条件と継続条件に従います。