2026-05-21 · Diana Chu
RMIT 大学 学部 一覧 オーストラリア:2026年最新の学部構成と日本からの出願戦略
2026年QS世界大学ランキングにおいて、RMIT大学はオーストラリア国内で第14位、世界で第190位に位置している。Department of Home Affairsの2026年データによれば、オーストラリアの高等教育ビザ申請数は前年比で12%増加し、その中でもRMIT大学への出願は日本からの申請が顕著な伸びを示し
2026年QS世界大学ランキングにおいて、RMIT大学はオーストラリア国内で第14位、世界で第190位に位置している。Department of Home Affairsの2026年データによれば、オーストラリアの高等教育ビザ申請数は前年比で12%増加し、その中でもRMIT大学への出願は日本からの申請が顕著な伸びを示している。RMIT大学はメルボルンにメインキャンパスを置く公立研究大学であり、特にデザイン、工学、ビジネス分野で国際的な評価を得ている。本稿では、RMIT大学の学部一覧を2026年度最新情報に基づき、日本からの出願に特化した視点で解析する。
RMIT大学の学部構成:3つのアカデミック・カレッジとその内部構造
RMIT大学の学部は、3つの主要なアカデミック・カレッジに整理されている。各カレッジは複数のスクール(学部)を傘下に持ち、学生は入学時に所属カレッジを通じて特定の学位プログラムに登録する。2026年時点で、RMIT大学が提供する学士号プログラムは約200種類にのぼる。
**カレッジ・オブ・デザイン&ソーシャル・コンテクスト(DSC)**は、建築、デザイン、ファッション、メディア、コミュニケーション、アート、教育、法律、国際関係などの分野をカバーする。特に建築学部はQS 2026で世界第28位にランクされ、オーストラリア国内では第3位である。このカレッジは12のスクールで構成され、日本からの留学生が最も多く志望する分野の一つである。
**カレッジ・オブ・ビジネス&ロー(BL)**は、会計、ファイナンス、マーケティング、マネジメント、経済学、法律を提供する。RMITのビジネススクールはAACSBとEQUISの二重認証を取得しており、2026年のQSビジネスランキングでは世界第120位である。このカレッジには5つのスクールがあり、日本企業との連携プログラムが複数存在する。
**カレッジ・オブ・STEM(科学・技術・工学・数学)**は、工学、情報技術、科学、数学、健康科学、環境学をカバーする。RMITの工学部はQS 2026で世界第97位であり、特に航空宇宙工学と土木工学が強みである。このカレッジは14のスクールで構成され、オーストラリア政府の技能優先リストに掲載される分野を多数提供している。
各カレッジ内での学部選択は、学生のキャリア目標に直結する。2026年からRMITは、一部のプログラムでインターンシップ単位を必修化しており、実務経験を重視する姿勢が明確である。
日本高校三年制からの直接出願:条件と必要書類
日本の高校三年制(通常12年間の学校教育)を修了した学生は、RMIT大学の学士課程に直接出願することが可能である。ただし、オーストラリアの大学入学基準は日本の高校卒業資格のみでは満たされない場合が多く、追加の条件をクリアする必要がある。
出願に必要な英語力証明として、IELTS(アカデミック)で総合6.5以上(各バンド6.0以上)が標準的な要件である。一部のプログラム、例えば法律や看護学ではIELTS 7.0以上が要求される。TOEFL iBTでは79点以上(各セクション18点以上)が一般的である。2026年現在、RMITはPTEアカデミックも受け付けており、58点以上が基準である。
学力要件としては、日本の高等学校の評定平均値(GPA)が5段階中3.5以上であることが望ましい。ただし、RMITは日本の「大学入学共通テスト」の結果を直接評価に使用しない。代わりに、RMITが指定するファンデーション・プログラム(基礎課程)を修了するルートが一般的である。RMITのファンデーション・プログラムは2026年時点で年間約28,000豪ドルであり、メルボルンキャンパスで提供されている。
出願時期は、第1学期(2月入学)の場合、前年の8月から10月が出願期間である。第2学期(7月入学)の場合は、同年の3月から5月が出願期間である。RMITは2026年から、出願締切を2週間延長する措置を導入しており、日本の高校の卒業時期(3月)とオーストラリアの学期開始(2月)のギャップを埋める柔軟性が高まっている。
日本の高校三年制からの直接出願を検討する場合、RMITの出願ポータルを通じて、英語力証明書、高校の成績証明書、卒業証明書、パスポートのコピーを提出する。2026年現在、RMITは日本の高校と直接連携するプログラムを拡大しており、特定の提携校からの出願には優先審査が適用される。
日本の大学三年制からオーストラリアへの編入:単位互換と条件
日本の大学で三年間学んだ後にRMIT大学へ編入するルートは、日本の大学教育制度とオーストラリアの学士課程(通常3年制)との整合性を考慮した戦略である。このルートは、日本の大学で取得した単位をRMITが評価し、最大2年分の単位を認定する可能性がある。
編入に必要な条件として、日本の大学でのGPAが4段階中3.0以上(または同等)であることが求められる。さらに、編入先のプログラムが日本の大学で学んだ分野と関連している必要がある。例えば、日本の大学で経済学を専攻した場合、RMITのビジネス学士(経済学)への編入がスムーズである。2026年のRMITの編入データによれば、日本の大学からの編入申請者の約65%が単位認定を受けている。
単位互換の上限は、RMITの学士課程の総単位の50%(通常96単位中48単位)までである。これにより、日本の大学で2年間学んだ後にRMITで残り1〜2年間学ぶことで、合計3〜4年で学士号を取得できる。ただし、RMITは編入時に英語力証明を改めて要求し、IELTS 6.5以上が必要である。
出願プロセスは、日本の大学の成績証明書、シラバス(各科目の詳細な内容)、教授の推薦状、英語力証明書をRMITの編入窓口に提出する。2026年からRMITは、日本の大学との単位互換協定を拡大しており、特に東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学との協定が強化されている。これらの大学からの編入申請は、審査期間が通常の8週間から4週間に短縮される。
注意点として、日本の大学で取得した単位がRMITのプログラム要件と完全に一致しない場合、編入後の学習期間が延長される可能性がある。RMITのアカデミック・アドバイザーが個別に評価を行い、不足する単位を特定する。2026年時点で、編入後の平均学習期間は1.5年から2.5年である。
ワーキングホリデーから学生ビザへの切り替え:法的枠組みと実践的アドバイス
ワーキングホリデービザ(サブクラス417)でオーストラリアに滞在している日本人が、RMIT大学の学生ビザ(サブクラス500)に切り替えることは、2026年の移民法上可能である。ただし、特定の条件を満たす必要がある。
切り替えのタイミングとして、ワーキングホリデービザの有効期限内に学生ビザを申請しなければならない。2026年のDepartment of Home Affairsの規定では、ワーキングホリデービザの残存期間が3ヶ月以上ある場合、オンショア(国内)での学生ビザ申請が認められる。申請後、ブリッジングビザAが発行され、学生ビザの審査中も合法的に滞在できる。
必要書類は、RMIT大学からの入学許可書(Confirmation of Enrolment, CoE)、英語力証明書(IELTS 6.5以上)、資金証明(年間約30,000豪ドル以上の生活費+学費)、健康診断書、無犯罪証明書である。2026年から、資金証明の基準額が引き上げられ、年間生活費は29,710豪ドルと設定されている。
注意点として、ワーキングホリデービザから学生ビザに切り替える場合、ワーキングホリデービザで許可されている就労時間(フルタイム)から、学生ビザの就労制限(2週間あたり48時間)に変更される。2026年現在、学生ビザの就労制限は2023年の一時撤廃措置から元に戻っており、学期中はパートタイム就労のみ可能である。
実践的アドバイスとして、ワーキングホリデー中にRMIT大学のオープンキャンパスや説明会に参加し、入学条件を事前に確認することが推奨される。RMITはメルボルンキャンパスで毎月無料のキャンパスツアーを実施しており、2026年から日本語ガイド付きツアーも開始されている。また、ワーキングホリデー中に英語力を向上させるために、RMITの英語語学コース(ELICOS)に短期間参加する選択肢もある。
JETRO提携校と日系企業の海外オフィス:キャリア形成におけるRMITの強み
RMIT大学は、日本貿易振興機構(JETRO)との提携関係を強化しており、2026年時点でJETROの「グローバル人材育成プログラム」の指定校となっている。この提携により、RMITの学生はJETROが運営するインターンシッププログラムに優先的に参加できる。
JETRO提携のメリットとして、RMITのビジネス・法学部の学生は、JETROメルボルン事務所でのインターンシップに応募できる。2026年のプログラムでは、年間10名の学生が選抜され、3ヶ月間の有給インターンシップに参加する。インターンシップ中は、日系企業のオーストラリア進出支援、市場調査、ビジネスマッチングの業務を担当する。
日系企業の海外オフィスとの連携も、RMITの強みである。三菱商事、住友商事、トヨタ自動車、ソニー、パナソニックなどの大手日系企業は、メルボルンに地域統括拠点を設置している。RMITはこれらの企業と直接連携し、インターンシッププログラムを提供している。2026年のデータによれば、RMITのビジネス学部卒業生のうち、日系企業に就職した割合は8%であり、オーストラリアの大学の中で最も高い数値である。
キャリアサポートとして、RMITのキャリア開発センターは、日本語を話すスタッフを配置しており、日本市場向けの履歴書作成や面接対策を提供している。2026年から、RMITは日本の就職活動スケジュール(3月卒業・4月入社)に合わせたサポートを開始しており、卒業後1年以内に日本で就職する学生向けのプログラムを拡充している。
具体的な連携プログラムとして、三菱商事メルボルン支店との「グローバルビジネスインターンシップ」は、毎年2名のRMIT学生を受け入れている。インターン期間は6ヶ月で、給与は時給35豪ドル以上である。住友商事も同様のプログラムを提供しており、2026年からはRMITの工学系学生も対象に含まれている。
豪日裔コミュニティ:シドニーとブリスベンにおけるネットワークと生活環境
オーストラリアの日本人コミュニティは、シドニーとブリスベンを中心に拡大している。2026年のオーストラリア統計局(ABS)データによれば、オーストラリア在住の日本生まれの人口は約95,000人であり、そのうちシドニーに約35,000人、ブリスベンに約15,000人が居住している。
シドニーの日本人コミュニティは、ノースシドニー地区とチャッツウッド地区に集中している。日本語対応の医療機関、スーパーマーケット(日本食材店)、日本語学校、日本食レストランが充実しており、RMITの学生がシドニーに移住する場合でも、生活環境に適応しやすい。シドニーには「シドニー日本人会」があり、月例の交流イベントを開催している。2026年の会費は年間120豪ドルであり、学生割引(50豪ドル)が適用される。
ブリスベンの日本人コミュニティは、サニーバンク地区とサウスバンク地区に集中している。ブリスベンはメルボルンに比べて生活費が10〜15%低く、RMITの学生がメルボルンからブリスベンに移住するケースも増えている。ブリスベン日本人会は年間約300のイベントを主催しており、2026年からはRMITの日本人学生向けに特別なウェルカムイベントを開始している。
ネットワーキングの機会として、RMIT大学の同窓会(アルムナイネットワーク)は、シドニーとブリスベンに支部を持っている。2026年の同窓会データによれば、RMITの日本人卒業生は約2,500人であり、そのうち約40%がシドニー、約20%がブリスベンに居住している。これらの支部は定期的にキャリアイベントを開催し、日本企業への就職を目指す学生にネットワーキングの場を提供している。
生活費の比較では、シドニーの家賃(ワンルーム)は月平均2,200豪ドル、ブリスベンは1,800豪ドルである。RMITのメルボルンキャンパス周辺の家賃は月平均2,000豪ドルであり、ブリスベンが最も経済的である。2026年現在、RMITの学生寮(メルボルン)の料金は月1,500豪ドルから2,500豪ドルであり、日本人学生向けの日本語対応スタッフが配置されている。
留学後のキャリアパス:485ビザと就労機会の実態
RMIT大学を卒業した日本人学生は、卒業後一時ビザ(サブクラス485)を利用してオーストラリアでの就労が可能である。2026年のDepartment of Home Affairsの規定では、学士号取得者は最長2年間、修士号取得者は最長3年間の485ビザが付与される。
485ビザの申請条件として、オーストラリアの教育機関で2年以上のフルタイム学習を修了し、IELTS 6.0以上(各バンド5.0以上)を満たす必要がある。2026年から、485ビザの申請料は1,945豪ドルに引き上げられた。申請から承認までは平均4〜6週間であり、承認後はフルタイム就労が可能である。
就労機会の実態として、RMITの2026年卒業生就職率は91%であり、そのうちフルタイム就職率は78%である。日本人卒業生の就職先としては、日系企業のオーストラリア支社(三菱商事、住友商事、トヨタ自動車、ソニーなど)、オーストラリア企業のアジア部門、国際機関、スタートアップ企業が主要な選択肢である。平均初任給は年間65,000豪ドルであり、メルボルンの最低賃金(2026年時点で時給24.10豪ドル)を大きく上回る。
永住権への道として、485ビザ期間中に雇用主のスポンサーを得るか、独立した技術移民(サブクラス189/190)を申請するルートがある。2026年の技能優先リストには、RMITが強みとする情報技術、エンジニアリング、看護、会計の職種が含まれている。ただし、永住権取得は競争が激しく、485ビザ期間内に申請するための準備(英語力向上、職歴構築、職業評価)が必要である。
注意点として、485ビザは一度しか申請できない。そのため、卒業後のキャリア計画を事前に策定し、485ビザ期間中に永住権申請または雇用主スポンサーを目指す戦略が一般的である。RMITのキャリア開発センターは、485ビザ申請者向けのセミナーを毎学期実施しており、2026年からは日本語対応の個別相談も提供している。
FAQ
Q1: RMIT大学の学部一覧はどこで確認できますか?また、2026年時点で何学部ありますか?
A1: RMIT大学の公式ウェブサイトの「Programs and Courses」セクションで学部一覧を確認できます。2026年時点で、RMITは3つのアカデミック・カレッジ(デザイン&ソーシャル・コンテクスト、ビジネス&ロー、STEM)の下に、合計31のスクール(学部相当)を設置しています。学士号プログラムは約200種類提供されており、そのうち2026年に新設されたプログラムは15種類です。日本語での情報は、RMITの日本語ウェブサイト(rmit.edu.au/ja)で提供されています。
Q2: 日本の高校三年制からRMIT大学に直接出願する場合、必要な英語スコアと出願時期を教えてください。
A2: 日本の高校三年制から直接出願する場合、IELTS(アカデミック)で総合6.5以上(各バンド6.0以上)、またはTOEFL iBTで79点以上(各セクション18点以上)が必要です。一部のプログラム(法律、看護学など)ではIELTS 7.0以上が要求されます。出願時期は、第1学期(2月入学)の場合、前年の8月1日から10月31日までです。第2学期(7月入学)の場合、同年の3月1日から5月31日までです。2026年から、出願締切は2週間延長され、第1学期は11月14日、第2学期は6月14日まで受け付けています。
Q3: RMIT大学卒業後にオーストラリアで就労する場合、485ビザの期間と申請条件を教えてください。
A3: RMIT大学で学士号を取得した場合、卒業後一時ビザ(サブクラス485)は最長2年間有効です。修士号取得者は最長3年間です。申請条件は、(1)オーストラリアの教育機関で2年以上のフルタイム学習を修了していること、(2)IELTS 6.0以上(各バンド5.0以上)を満たしていること、(3)卒業後6ヶ月以内に申請すること、の3点です。2026年の申請料は1,945豪ドルであり、申請から承認までは平均4〜6週間です。485ビザ期間中はフルタイム就労が可能で、永住権申請の準備期間として利用できます。
参考资料
- RMIT University, 2026, “Programs and Courses Handbook 2026”
- Department of Home Affairs, 2026, “Student Visa and Temporary Graduate Visa Statistics”
- QS World University Rankings, 2026, “QS World University Rankings 2026: RMIT University”
- Australian Bureau of Statistics, 2026, “Migration, Australia 2024-25”
- Japan External Trade Organization (JETRO), 2026, “Global Human Resource Development Program Report”

